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  • 執筆者の写真中山 孝一

昭和の日

 今日が「昭和の日」という休日になっていることを気づいたのが昨日、家族でテーブルを囲んでいる時だ、明日は休み?とアメリカ人のいる保育園に勤めている娘に聞くと、日本ではないから関係ないよ、という、それじゃ5月の連休は?ときくと、なにそれ?という、3日は憲法記念日、5日はこどもの日、4日が国民の休日、だから、というと娘がカレンダーを見て、え?4日は「みどりの日」だよ、という。えー?「みどりの日」は29日でしょう、確か天皇誕生日だったのが、崩御した後無理やり「みどりの日」になったと思うが・・改めてカレンダーを見ると、29日が「昭和の日」、5月4日が「みどりの日」になっている。

 結局、5月の3日も4日も5日も日本に関する休日だから、娘の職場には関係なくお仕事をする日だと納得。そこで娘が言い出した。日本人は働きすぎだと世界から責められているけど、こんなに公休日が多い国は他にはないよ、という。よく考えれば何かと、なんでこの日が休日なの?というぐらい休日が増えているような気がする。気がつかなかったのは、サービス業である僕らにはその日は仕事なので全く関係ないからである。


 なぜ、こんなに日本には休日が増えたのか?ちょっと考えれば想像はつく、日本の国が世界に対して体面を作ろうとするものではないか、と、企業戦士と揶揄され一億総国民がモーレツに働いていたイメージの国を、イヤイヤそうではない、日本政府はこんなに国民に休日を与え十分に休息をするようにと、わが国はちゃんと国民に指導しております。てなもんでしょう。 しかし、休みを堂々と取れず有給休暇の少ない国のランキングとなれば日本は果たして何位でしょう。


 1970年代に余暇開発センターという政府の機関があった。高度成長時代以降の働きすぎ日本人の余暇に対する動向をレジャー白書なるものを発行して、緩やかなビジネス社会を構築しようとの狙いがあったのか、しばらくは余暇ブームのようなものを起こした。しかし、しばらくするとこの機関も縮小の一途を辿り存在すらわからない。そうして気がついて見ると日本はまたまた経済発展へとエンジンを掛け直して突進していくことになる。


 政府はそのつど働き方改革云々をうたい、休日を増やし、残業を減らさせ、家庭重視をとの、謳い文句を並べるが、昨今のコロナ時勢でもテレワークに応じる企業は少なく、会社へでなきゃーと焦るビジネスマンが満員電車に揺られ出社する姿は、ああ~これがニッポン人なんだとつくづく思わせられ、この愚直さがなんとも愛らしくも感じられる。


 政府があの手この手で国民を縛ろうとするのを尻目に、我が道を行く日本国民、万歳!

今年もゴールデンウイークはブルーウイークに転じた。連日のワクチン接種の段取りの悪さを露呈している政府の対応を見るにつけ、ますますブルーになる。

 しかし、ブルーになるわけにはいかない、それは、これからの人、孫の世代へ繋ぐものが希望に満ちたものでないといけないからだ、それがなんであるのかを模索すること、それが我々の責任だということを忘れてはならない。今日「昭和の日」はそんなことを考える日にしよう。


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