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  • 執筆者の写真中山 孝一

コロナウイルス 2


2月6日に「新型コロナウイルス感染症」について書いた。その後の経過は世界中惨憺たる現状だ、収束どころか拡大の一歩を遂げこれまで生きてきた中で未曾有の事件が起きている。

 中国に端を発し世界中に飛び火し、ヨーロッパ、アメリカでは国民が恐怖のどん底に陥っている。イタリア、フランス、スペイン等は毎日相当数の死者が出るし、アメリカではなすすべがないという状況が、中国はその後治りつつあるが予断は許さない一旦陰性に回復した患者がまた発症したということも、何よりも中国の情報はあてにならない、現在世界中の感染者の数は

 全体で705366人、死者数は33007人となっっている。(3月30日現在)

 日本でも日に日に深刻な事態が続き、まず今年の一番の目玉「東京オリンピック」の延期が決定した。日本での感染者は1858人、死者は55人、昨日は感染していたタレントの「志村けん」が亡くなった。感染してから2週間目でのことだった。日本だけではなく海外でもこの件は取り上げられ、多くの影響を与えた。これまで危機感が見られなかった日本の状況がこれで一変する。

 このウイルスがなぜ恐れられているかというと、かかっても確たる治療がない、薬もないし医者もなすすべがない、人間の免疫力に頼るしかない、感染を防ぐためには人と人との接触を極力避ける、そして体についた菌を洗い流す、手洗いの励行、これだけだ、

 テレビでは毎日このことを繰り返し繰り返し総理大臣始め、各専門家、そして各県の知事が述べている。日本では他国と比べ強制力がないので、国民への要請としかならない、この国の指導者への信頼のなさが露呈したのか、このことを守らない多くの若者の姿が見えた。

 ところでふと考えた。世界中を席巻しているこの「コロナ」、犠牲者が世界で70万の感染に3万強の死者が現在の数字、これがどこまで伸びるかわからない

 この数字と第二次世界大戦での沖縄での地上戦の犠牲者と比べてみた

沖縄戦での連合軍と日本人の死者総数は188136人、県外が65908人、県出身者は122228人、このうちの94000人が民間人である、それも数ヶ月の間で、形は違えどこの小さな島でこれだけの犠牲者が出た。それは人間同士の殺し合いで生まれた数字だった。敵は人間にあった。

 人類は今、見えない敵におびえてる。天皇でも国王でも大統領でも総理大臣でもノーベル賞学者でも人気タレントでも関係なく、上下の差、貧富の差もなく、平等に感染する。忖度の余地もない、ただただ人間の無力さを思い知る。

 世界中に蔓延したコロナは間違いなく世界史の大きな1ページになる。世界保健機構はパンデミック(世界的大流行)を宣言した。かつては天然痘、スペイン風邪、ペスト、感染症をいわれるものが世界を恐怖に落としめた、治療薬のなかったその時代の犠牲者はこのコロナとは桁が違う

 しかし、コロナにも治療薬が今のところない、今後どれだけの犠牲者が出るかは想像もつかない、今最も危惧されているのが後進国への飛び火だ、先進国でさえこれだけ打つ手がない状況なのに、医療もままならないアフリカ等に飛び火するとどんな悲惨なものになるか

 我が家では数日前ベトナムから帰国した娘の美華子が今日から自主的に隔離に入った。明日は大阪から息子の潤也が戻る。これから我が家の予防マニュアルを作成する必要性が出てきた。

 次は「コロナウイルスついに終息」を書きたい

この項は2020年3月31日に書きました。あれから一週間現在4月8日

日本4257人 死亡81 世界1275104人 死亡72523人となった。拡大は止まらない

小桜

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