top of page
検索
  • 中山孝一

アワモリマラソン


アワモリマラソン

 二年前よりアワモリマラソンなるものを始めた。全島46酒造所の代表銘柄を全て

飲みほすとFINISHERの称と名前が刻まれた特性グラスを差し上げる。

すでに45名のフィニッシャーと現在チャレンジしている数百名の方々がいる。

始めの目的は、飲み比べて味の違いがわかる、好みの酒を見つける、それを各自で

古酒にする。であった。しかし皆さん飲み続けると味の違いはどうでもよくなる。

ただただ酔いにまかせ放談がはじまる。が、こちらもそれでいいのだ、となる。

どの酒も酔わせる力をもっているから・・・

このアイデアは10数年前にさかのぼる。沖縄への観光客の増加にともない泡盛ファンもうなぎのぼり、それなら全島の酒造所をめぐるスタンプラリーをやれば一石二鳥で

はないかと思いついた。早速関係者に提案したが実現には至らなかった。かねてより

造り手と売り手と飲み手の三位一体の関係が成立してはじめて泡盛の安定した市場が実現できると感じていた。各地に散らばる酒造所を訪ねることで、その酒を生み出した風土を感じ、造り手の顔を見てその誠実さを感じ、それによってそれぞれの酒に深い想い入れがはいる。時間はかかっても着実な泡盛党が増えていく。600年もの泡盛の歴史からみればこのブームの時間ははしたもの、急がずとも確実に琉球文化の最たるものを世界に広めるには、造る側と飲む側との対話から、との思いは今も変わらずもっている。

あれから10数年、ある日その思いがふっと頭をよぎり冒頭のアワモリマラソンに

いたった。とりまく環境は変わっても泡盛の力はいや増す。

隣で息子がSNSへ泡盛情報を発信している。あの当時酒造所をめぐっては一軒一軒

の様子をパソコン通信で「泡盛工場見聞録」と題して発信していたことを思い出す。

泡盛同好会40周年おめでとうございます。

#アワモリマラソン #マラソン #アワモリ #アワモリフィニッシャー #古酒 #チャレンジ #finisher #okinawa #kozakura #you #酔う #泡盛工場見聞録 #パソコン通信 #泡盛同好会

閲覧数:99回0件のコメント

最新記事

すべて表示

土の中での冬ごもりから虫たちが春の陽気にさそわれ蠢き出すという「啓蟄」、沖縄では「うじゅむん」というらしい、この時期はほんとに気持ちのいい日が続く、家にこもっているのが実にもったいない気がする。そこで虫の気持ちになってみようと我も蠢き出した。 しばらく乗ってなかった自転車に空気を入れ錆止めをぬり撒くと乗れそうな気がする、これもリハビリとばかり恐る恐るペダルをこいだ。なんとか乗れた。 家のすぐ近くに

昨年の12月に退院してすぐに取り組んだのが家の改造だった。病人の部屋を作らなきゃいけない、一番必要とされた電動ベッドはすでに準備されていた。(介護用ではない、なんでも寝る時は上半身を30度上げなければならないらしく仕方なく購入した)そして、家内と相談の上この際だからと各部屋も手を加え気分を一新にした。更に、諸々の整理をした。終活のためではない、あくまでも断捨離のつもりだ。本をどさっと処分した。サイ

沖縄の中心地那覇、その中でもメインストリートの国際通りは映画館により復興が始まった。記憶の中でも、国映館、グランドオリオン、琉映本館、桜坂劇場、大宝館、らがあり、国際通りの命名にもなったアーニーパイル国際劇場があり、その隣は平和劇場と映画館が乱立していた。残念ながら現在は一軒の映画館もない、当時は東映のチャンバラもの、東宝の怪獣もの、若大将シリーズに酔いしれたものだが・・・最近は桜坂劇場の通りすが

bottom of page