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アワモリマラソン

  • 中山孝一
  • 2016年8月10日
  • 読了時間: 2分

アワモリマラソン

 二年前よりアワモリマラソンなるものを始めた。全島46酒造所の代表銘柄を全て

飲みほすとFINISHERの称と名前が刻まれた特性グラスを差し上げる。

すでに45名のフィニッシャーと現在チャレンジしている数百名の方々がいる。

始めの目的は、飲み比べて味の違いがわかる、好みの酒を見つける、それを各自で

古酒にする。であった。しかし皆さん飲み続けると味の違いはどうでもよくなる。

ただただ酔いにまかせ放談がはじまる。が、こちらもそれでいいのだ、となる。

どの酒も酔わせる力をもっているから・・・

このアイデアは10数年前にさかのぼる。沖縄への観光客の増加にともない泡盛ファンもうなぎのぼり、それなら全島の酒造所をめぐるスタンプラリーをやれば一石二鳥で

はないかと思いついた。早速関係者に提案したが実現には至らなかった。かねてより

造り手と売り手と飲み手の三位一体の関係が成立してはじめて泡盛の安定した市場が実現できると感じていた。各地に散らばる酒造所を訪ねることで、その酒を生み出した風土を感じ、造り手の顔を見てその誠実さを感じ、それによってそれぞれの酒に深い想い入れがはいる。時間はかかっても着実な泡盛党が増えていく。600年もの泡盛の歴史からみればこのブームの時間ははしたもの、急がずとも確実に琉球文化の最たるものを世界に広めるには、造る側と飲む側との対話から、との思いは今も変わらずもっている。

あれから10数年、ある日その思いがふっと頭をよぎり冒頭のアワモリマラソンに

いたった。とりまく環境は変わっても泡盛の力はいや増す。

隣で息子がSNSへ泡盛情報を発信している。あの当時酒造所をめぐっては一軒一軒

の様子をパソコン通信で「泡盛工場見聞録」と題して発信していたことを思い出す。

泡盛同好会40周年おめでとうございます。

 
 
 

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