top of page
検索
  • 執筆者の写真中山 孝一

沖縄戦と琉球泡盛2


前回お伝えした、「沖縄戦と琉球泡盛ー百年古酒の誓い」と題する本が先日届きました。

著者の上野敏彦さんは元共同通信の論説委員で、宮崎支局長を最後に退職されました。現役の頃から数十年にわたり沖縄の隅々まで歩き、そしていろんな人々との出会いの中からこの本が完成しました。沖縄に何十年住んでいる私には全く気づかなかった、まさに目からウロコの沖縄戦史と戦後の荒廃から見事に復活した琉球泡盛のストーリーが描かれています。


 主な目次を紹介します


序章  歴史的瞬間に立ち会う

     カウンターに隠す酒 / 永遠のクース島に 他

第一章 壮絶な地上戦を生き延びて

     鉄血勤皇隊の少年たち / 軍首脳最後の酒宴 / 古酒を愛した男爵 他

第二章 首里人の誇り

     蘇る黒麹菌 / 戦前の美酒復活 / 古酒といえば瑞穂 他

第三章 クースの番人

     市場出身の知事 / 沖縄全土の酒ぞろえ / 島酒復権は燎原の炎 他

第四章 竜宮通りの赤提灯

     威風堂々の酒房 / 泡なし酵母の発見 / 哀愁の桜坂 他

第五章 県民斯く戦えり

     赤瓦の酒蔵 / 甘くて辛い酒 / 酒造りの設計図 他

第六章 平和を守る闘い

     泡盛居酒屋は今 / 古酒を庶民の酒に / 新たな草の根運動 他

あとがき


 となっております。上野さんとは、2006年に埼玉の神亀酒造をえがいた「闘う純米酒」を書かれた時からのおつきあいで、今回のこの本を書く際に何度か取材を同行させていただきました。その関係で今回テスト本として送っていただきました。初版の発売は7月15日です。上野さんの好意で先行予約も可能となり、小桜、小梅でも数冊扱うことができました。是非多くの方々に読んでいただきたいと思っております。

 泡盛復興の話では多大な貢献をされた、醸界飲料新聞の仲村氏、うりずんの土屋氏、両氏の話や蔵元では瑞穂酒造、かりゆしの新里酒造、春雨の宮里酒造等の話、そして、小桜、小梅の誕生秘話なども書かれております。



閲覧数:101回1件のコメント

最新記事

すべて表示

泡盛泥棒

25年前のある日、とあるサケツクヤーのオヤジがいった。「今度の日曜、酒の空瓶4.5本洗ってうちの工場に持ってこい!」と、口の悪いオヤジはいつもこんな口調だ、新酒の試飲用かと思い、日曜の朝きれいに洗った一升瓶と三合瓶を数本もって工場へ出向いた。オヤジは入り口で猫と戯れていた。これ以上ないと思うぐらいの頑固な顔が見事にくずれていた。 二人は誰もいない暗い工場内を無言ですすんだ。木造の広い空間のすきまか

向こう三軒両隣り

今では耳にしなくなった、向こう三軒両隣り。ぼくは5歳までそう云う所に住んでいた。いわゆる長屋である。向かいには小川さん、平口さん、寺島さん、隣には中島さんらがいたのをいまだに覚えている。醤油や砂糖の貸し借りは日常茶飯事、あっちこっちで井戸端会議が開催され、昭和の風景そのもの。貧しくも皆が楽しんでいる光景しか記憶にない。その後、時代は池田首相らが所得倍増計画をすすめ、高度経済成長時代が長く続き、しま

1 Comment


traindeprata
traindeprata
Jul 10, 2022

早速 購入して読み始めました。P 180〜の貴店の足跡に興味津々です。コロナ禍でなければ本書片手に好物のスーチカで好きな泡盛で一献したいと思います。

Like
bottom of page