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  • 執筆者の写真中山 孝一

テレビが面白くない

 ここ数年テレビをつけた数秒後には消しているということを多く感じる。その頻度が日に日に増していく。チャンネルを変えても見れる番組がない、それが朝からずっと続く

 何がそうさせるの考えて見た。日々のテレビとの付き合いは、まず朝7時過ぎから日本放送協会のニュースをみて、8時からの連続テレビ小説とつなぐ、このパターンがかれこれ12年ほど続いているが、そろそろこの習慣を終えようと思った。原因はこのテレビ小説が面白くないのだ。

 

 その後、朝の民放の情報番組を見るが、だいたいどこの局も同じ話題を取り上げている。大体が、その話題に対して専門家の解説があった後、ゲストコメンテーターの意見が続くが、このゲストというのがいろんなジャンル(芸能人、話題の若者、元政治家、元アスリート、お笑い芸人)の人が個人的な意見を述べるが、果たしてその一言一句にどこまでの責任を感じて発言しているのか甚だ疑問である。これも実に面白くない

 夜になると、テレビ番組はさらにひどくなる。どこの局も同じ顔を並べて、あの手この手のクイズ番組を繰り広げる。最近はどんどんエスカレートして、有名大学出身のタレントを集め対抗戦をさせる、まるで大学の文化祭のように身内だけが楽しんでいるとしか思えない。それも特別企画とかいって延々と続く。さらに目を覆うのは、大食いの番組だ、次から次大食いタレントを見つけ出し、これでもかと喰うところを見せつける。一方のニュースで、食品ロスとか、SDGsとか、子供の貧困とか、を真面目な顔で語ろうとする放送局の意図は?首をかしげる。

 

 テレビとの付き合い方を考えて見た。調べてみると、最近若者のテレビ離れが加速していることがわかった。そのため、各民放は危機感を募らせているという。視聴率が取れないとスポンサーがつかない、スポンサーがつかないと制作費が出ない、となれば各番組を安く仕上げるしかない、成る程と納得する。若者は知りたい情報だけを取り入れる術を知っている。良くも悪くもネットの世の中は加速する。それはテレビのように一方向ではないので一人一人の意見が何らかの形で反映される可能性を持つ、そこでテレビの意義が問われることになる。

 数年前、新聞の購読をやめた時、しばらくは世の中から遮断された気がして不安を感じていたが、段々と体にまとわりついていた余計なものが取れてサバサバした感じがあったことを思い出した。それで今回は、テレビからも離れることを決めた。なので、10月31日に行われた衆院選の結果は未だわからないし、世の中の動向もわからない、それでも普段の生活は何ら変わらない。新聞の時と同じくサバサバ感がある。

 とはいっても、家族がいるのでテレビをなくすわけにはいかない、だから全く目をそらすということはできない、そういえば、日本放送協会の高校講座などはいいし、100分で読める名著などもいい。そうだ、これから一ヶ月の番組表からいいと思うものをチェックして録画しておけばいいのだ、いいのが拾えるかもしれない、明日からそうしようっと、偉そうなこといってもテレビはまだ手放せないようだ。それと、今回のテレビ小説はなかなか面白そうだし


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