top of page
検索
  • 執筆者の写真中山 孝一

クルーズ船初体験

 明日いよいよ”アレ”にのる。昨年から待ち望んでいた”アレ”である。MSCべリッシマというクルーズ船。昔でいう超豪華客船というのか、その“アレ”である。17万1千トンの巨大さは、タイタニック号の4万6千トンの約4倍になる。少々の氷山にもびくともしないだろう、といっても那覇発、宮古経由の台湾という航路では氷山はない、その変わり不穏な空気が漂う台湾海域にはミサイルや魚雷がいつやってくるかもしれない、それは避けられないだろうなあ

 斉藤茂太(斉藤茂吉の息子)のエッセイには豪華客船での旅のシーンが多い、優雅に過ごす船中の様子が事細かに描かれている。こんな旅は一生できないだろうなあと読むたびに想像だけにおさめていた。ところが、あまりにも予期しない現実がやってきた。あ~生きててよかった!というチンケな言葉がチンケでなくなった。

 ところで、旅といえば遠足と同じく行く前のワクワク感がなんとも言えない。念入りに行程をくみ、行く先々の地理や歴史を調べ、効率よく行動できるように時刻表も確かめ、地元のうまいものや特産品も調べ、もちろん地酒はかかせない、できれば蔵元見学も、と想像たくましくしながら旅に望む。これで旅の八割がたは楽しめる、よって実際の旅が想定内でも外でも十分楽しいるものになる。こんな旅を続けていた。

 ところが今回の船旅はいつもと違う、行程が決まっている。船上だけの日々、さして悩まずに旅行が始まり、そして終わる。さて、初めての豪華客船の船旅、どこをどうせめれば、身体中にワクワク感を充満させうるか、これから作戦を練る。ミサイルや魚雷が飛んでこないことを祈りながら・・・

閲覧数:69回0件のコメント

最新記事

すべて表示

昼呑みのすゝめ ①

昔の話、出先の食堂で見た光景。ニッカポッカを着た中年の大男と小さい若い青年が入ってきた。店員に「あれ!」と言っただけで出てきたのは並々と注がれたコップ酒、それを二人とも一気に飲み干したあと食事をした。実に鮮やかな呑みっぷりでかっこよかった。 高所の作業の緊張を和らげるために飲んだのだろうか、酒の効用というものか・・・世間一般でいわれる、真っ昼間から酒飲んでこいつらは、という蔑みが消えて憧れを感じた

小桜十夜 <ジュークボックス>

今の世はいろんな分野で最新のテクノロジーを競い合っているが、昔のアナログ時代でも驚くべきテクノロジーがあった。それは、ジュークボックスという自動音楽再生装置。今は携帯電話からタダで音楽が流れてくるが、その前はCDやMDという媒体を使い、もっと前はレコードやカセットテープなどで音楽を聞いていた。そのレコードが何十枚と入ったボックスにコインを入れ選曲すると機械が自動的にレコードを選び曲が流れる。そんな

Aボール物語 ③

酒飲みは一杯のグラスに思いを詰め込むロマンチストばかり、何処どこの店での一杯に思いをはせる。かくいう僕もこれまで、赤坂見附のバー木家下の開高マテイーニ、新宿伊勢丹サロン・ド・シマジのマッカラン、銀座7丁目ライオンのサッポロ生、老舗居酒屋では大阪の明治屋、名古屋の大甚、京都の赤垣屋の銘柄不明の銅の燗付器から注ぐ燗酒、バーザンボアのハイボールは大阪、神戸、銀座、京都の各店はさすがに変わらぬ味。古くはラ

Comentários


bottom of page